サンダーバード(Thunderbird)で複数の宛先にメールを一括送信する方法を備忘録的にまとめます。
複数の宛先一つ一つ個別にメールを送信するため、BCCによる一括送信とは違って、相手に不快感をあたえませんし、メルマガ等で営業をしている人にとっては参考にしてみてください。
サンダーバードのアドオン機能を利用する
サンダーバードの拡張機能の一つである「Mail Merge(メールマージ)」を利用します。
インストール方法
「Mail Merge(メールマージ)」のインストール方法は簡単です。
下記手順に沿ってインストールしてください。
サンダーバードを立ち上げたら画面右上にある「三」をクリックして、メニューを開きます。
「アドオン」という項目があると思いますので、それを選択。
アドオン画面に入ったら、検索バーで「Mail Merge」と入力しクリック。
リストがでてきますので、インストールボタンをクリック。
インストールが完了すると再起動を促されますので、即時再起動。
これで「Mail Merge」のインストールは完了です。
次は使い方を覚えましょう。
「Mail Merge」の使い方
①メール送信画面を開きます。赤枠で囲ったところに「Mail Merge」という項目がありますのでクリック。
「Mail Merge」の画面に入ったら、あとは一括配信をするための設定を行います。
・設定方法
①ソース:「CSV」を選択。※アドレス帳等、CSV以外も選択可能です。
②配信モード:すぐに配信した方は「今すぐ配信」を選択。
③ファイル:作成したCSVファイルのパスを指定。
④文字コード:UTF-8を選択
CSVファイルに記載されている宛先を対象とする場合は、上記項目以外はデフォルトの設定でOKです。
全ての設定が完了したら「OK」をクリック。
一括配信が始まります。
変数を利用する
変数を利用することで、宛先に応じて、「宛先」、「メールアドレス」を指定することができます。
CSVファイルを読み込んでの一括送信の場合は、CSV記載の行名と変数名を一致させる必要があります。誤入力に気を付けてください。
・変数の書き方
変数の指定の仕方は、{{変数名}}と書きます。※変数名はCSVファイルの行名と合わせてください。
↓のケースだと、{{メールアドレス}}と変数を指定し、CSVから「メールアドレス」を抽出しています。
このように変数名を指定することで、宛先に応じて定型句以外も設定することができます。
サンダーバードを活用して効率の良いメールライフを過ごそう
「Mail Merge(メールマージ)」を利用する事で、業務の効率性が格段にあがります。
一件一件に送信する手間がなくなりますからね。
今回紹介した機能以外にもサンダーバードには様々な拡張機能があります。
「こんなことがやりたいなー」とか、「こんなことができたらいいなー」等があったら、まずはgoogle先生に聞いてみてください。
思いつくであろうことは、大体機能が用意されています。
以上、「サンダーバード(Thunderbird)で複数の宛先に一括送信する方法!」でした。
・参考リンク