最近、サンダーバード(Thunderbird)が重く、ちょっとしたタブ移動でも固まるようになってしまいました。原因と対処方法を調査しましたので、備忘録的に記事にします。
「global-messages-db.sqlite」が肥大化しているのが原因
サンダーバード(Thunderbird)の動きが重くなるのは、指定フォルダ配下にある「global-messages-db.sqlite」が肥大化していることが原因。
このファイルはインデックスデータの集合体のようなファイルで、メールの量が多くなればなるほど肥大化していく厄介なファイル。
サンダーバード(Thunderbird)を利用し始めた頃は快適に動いていたのに、使っていくうちに遅くなるのは、この「global-messages-db.sqlite」が年月とともに育っていくから。
というわけでいきなり結論、一番簡単な対処方法は、このファイルを削除してしまうこと。
インデックスデータの集合体ですので、削除しても問題なくメーラーは動くので大丈夫です。
以下、削除手順です。
削除手順
・画面左下にある「ここに入力して検索」で「%APPDATA%\Thunderbird\Profiles\」を入力して検索。
・下の画像で赤線を引いたファイルがあると思いますので、それを削除
こないだ削除したばかりですので、79,904KBほどですね。これくらいでも遅くなりますので、定期的に削除する方がいいです。
削除完了で対処終了。
これで劇的に動きが改善するかと思います。
ただ!間違っても全然違うファイルを削除しないようにしてください。
関係ないファイルを削除してしまうとアプリが動作しなくなる恐れがあり、最悪は再インストールすることになります。
おまけ
「global-messages-db.sqlite」は、一度削除してもまた自動生成され、時間の経過とともに肥大化していきます。
何回もファイルの削除をするなんてめんどくさい!と思う人は、サンダーバード(Thunderbird)の設定でこのファイルを作成しないようにすることもできますので、試してみてもいいかも。
設定は簡単。
「ツール」→「オプション」→「高度な設定」で「グローバル検索と索引データベースを有効にする」のチェックを外すだけです。
これで、問題になっているファイルは生成されなくなります。
ただ、このチェックを外すとインデックスデータの作成がされなくなりますので、当然の如くグローバル検索ができなくなります。
あまり、検索を利用しないという方はいいかもしれませんが、検索をよく利用する方は、このやり方はおすすめできるものではありません。
結局、定期的にファイルを削除するやり方が手間にはなりますが、一番いいのかもしれません。
究極は、サンダーバード(Thunderbird)の利用をやめることですが、他に良いメーラーもないので悩みどころですね。
アウトルックは無駄に機能が多くて使いづらいし。
以上、「サンダーバード(Thunderbird)が重いし遅い時の対処方法をまとめておきます。」でした。
・参考リンク