世の中禁煙ブームですね。
つい最近まで全席喫煙OKだったお店が、いつのまにか分煙や全面禁煙になっていたりと、喫煙者への締め付けが激しくなっている影響で、禁煙を試みている人も例年に比べ多くなっているようです。
周囲の話を聞く限りでは、いきなりの完全禁煙は難しいため、健康のことも考えて、まずはアイコスやグロー、プルームテック等の電子タバコに切り替えて順を追って禁煙に備えている人が多いとのこと。
確かに電子タバコは、有害物資の固まりであるタールが9割近くカットされているため、紙巻たばこに比べて健康への害は少ないですが、禁煙補助具としての利用はあまりおすすめできません。
今回は紙巻タバコから電子タバコに切り替えて、却ってたばこへの依存性を高めてしまう可能性について言及したいと思います。
この記事の目次
電子タバコは紙巻たばこより一日に吸う本数が増える
筆者自身が喫煙者です。
最近はアイコスに切り替えて、紙巻タバコからは卒業しましたが、紙巻たばこを吸っていた時よりも、一日に吸う本数が増えた気がします。
紙巻タバコを吸っていた時は一日に一箱いかないで15本くらい。
アイコスに切り替えてからは一日一箱は普通に突破するようになっています泣
・紙巻たばこ:一日15本
・電子タバコ(アイコス):一箱突破
紙巻たばこを吸っていた時よりも本数が多くなった理由は明確で、自宅で気軽に吸うことができるから!
アイコスはタールがカットされているので、吸っても壁紙が汚れたり臭いがついたりしません。
健康を気にしてアイコスにしたのに却って本数が増えるという本末転倒な結果になっています泣。
アイコスやグローは禁煙補助具にはならない
アイコスもグローも当然ですが、ニコチンが入っています。
いわばタールがないタバコっていうだけですので、アイコスに切り替えたとしても紙巻たばこ時代と比べてたばこ依存が改善されるわけではありません。
さらに言うならば、気軽に吸えてしまうが故にニコチン依存には拍車をかけてしまう可能性すらあります。
禁煙するには身体からニコチンを抜くことが必要です。
また、筆者が考える禁煙の難しいところは、
①:ニコチン依存
②:何気ない習慣
の二つであると思いますが、特にやっかいなの②です。
ニコチンは3日間一本も吸わなければ身体から排出されますので、気合と根性で何とかなりますが、②に関してはそうはいきません。
習慣というのは禁煙するためにもっとも厄介な存在で、ほとんどの方が禁煙に失敗する理由はここにあると言えます。
例えば、朝起きたら一服!とか仕事終わりに一服!とかです。
これ以外にはたばこを吸う習慣というのは色々とありますが、長年の習慣を改善するのは想像以上に大変なことです。
アイコスやグローが禁煙するために向かないのは、この習慣が改善されないことと、紙巻たばこ時代にはなかった新たな習慣を生み出してしまう可能性を秘めているからです。
アイコスの健康被害で最もやっかいなのは喉の痛み
筆者もそうでしたが、紙巻たばこからアイコスに切り替えた人で喉の痛みを訴えている人が多数います。
以前、電子タバコiQOS(アイコス)に変えたら喉が痛いし枯れる!原因を探ってみました。でアイコスの喉の痛みについて触れましたが、結構な反響です。
同じ症状がでているのは筆者だけではなかった模様。
アイコスに変えてから喉の痛みがでたり枯れたり、調子を崩す人が一定数いるようです。
喉に痛みがでるということは、痛みが出るなりの理由が必ずありますので、絶対に紙巻たばこよりも身体への影響がないとは言えないのかもしれません。
結局のところ禁煙するならアイコスもグローも吸わない方が良い
アイコスやグロー等の電子タバコには、一定量のニコチンが含まれていることや、上述したように紙巻たばこを吸っていた時にはなかった新たな習慣を生み出してしまう可能性があります。
本当に禁煙をするのであれば、電子タバコには手を出さない方がいいかもしれません。
余談ではありますが、筆者は過去1年半禁煙していたことがあります。
諸々の事情により、再発してしまいましたが泣。
その時は禁煙セラピーの本を読んで長期間の禁煙に成功しています。
結局、禁煙というのは、こういったローカルな方法が一番成功率が高いのかもしれません。
以上、「電子タバコiQOS(アイコス)使用者が禁煙できない3つの理由」でした。