なぜ仕事中に家に帰ることが世間的にバッシングされるのかを真剣に考察してみた。
そもそもから考えて昔と違い世の中にあるほとんどの仕事はネット空間で行われている。
メールはもちろんのことそれなりにITに精通した人材がいる会社はクラウド上にサーバを持ち、外出先からでもアクセスできるような仕事環境が整えられている。
つまり、現代の世の中はバブル時代と違い、外出先でも仕事ができる環境が既に出来上がっており、時代のニーズはオフィスに引きこもって仕事をする時代から、必要な時に必要な場所で仕事をするように変化しているのである。
そもそも通勤という時間がもったいないと思わないのだろうか。
片道一時間かかるのならば、通勤だけで往復二時間かけており、一カ月で44時間(22日出勤した場合)、一年で528時間である。
頭が狂っているとしか思えない
これは20代〜30代前半の人、つまりITに精通しておりイノベーションを歓迎している層ならば違和感を覚えないのではないだろうか。
しかし、日本という国は会社以外で仕事をすることを良しとしない。
一体何故なのか?
私なりの見解を述べてみる。
管理者の怠慢
仕事は会社でするものだ
こう考えている人は考えをあらためるか、それができないならさっさと引退したほうがいい。
また、日々の仕事に疑問や悩みをもっている人は、電通鬼十則から学ぶ仕事のやり方!ビジネスマンの成功に必要なことが詰まっています。を参考にしてほしい。
管理者には部下を管理する義務があるという考えを持っている骨董品のような管理者がいるが、これは一重に管理という仕事の本質を理解できていないものと考えられる。
確かにLineやチャット、メッセンジャーなどの非同期通信がツールとして利用されていなかった時代においては仕事は会社でやるものだ!という考えは理解できる。
そもそも会社でしか仕事をする環境がないからだ。
しかし今は違う。
馬鹿でかいデスクトップを使っていた頃とは違い、持ち運びができるノート型パソコンが発明され、その重さは2018年現在2kg前後まで軽量化された。
これだけの非同期通信とそれを操るハードが発展している現代で会社で仕事をすることを強制する管理者は無能と言える。
もし怠慢だけでなくエクセルでVLOOKUPが使えなければ、そいつはビジネスマンとして終わっている。
働いている姿をみたい
最もらしいが自己満足だ。
働いてる姿を見ることは利益に直結しない。
コミュニケーションコストの問題
案件に関する話や仕事に関する質問など近くにいればいるほどその時間は短縮される。
確かに難易度の高い案件であればあるほど、非同期通信でのやり取りでは余計に時間を食うだけかもしれない。
しかし、これは個人の能力によってクリアできる問題であるとも言える。
どこに問題がありどう是正すれば良いのか。。。ということを各々が考え行動することができればコミュニケーションコストは大きく削減できる。
ただそれだけの能力を持った人材が集めることは難しい。
チームという概念
チーム制を敷いている会社は非常に多い。これ自体は誤ってはいない。
ただ、チームだから机を並べて仕事をしようという考えは到底理解できない。
IT社会科への遅れ
今まで述べてきたことの前提はITリテラシーの高さに起因する。
私が実際にビジネスマンとして仕事をしていく中で感じることは、内でも外でも30代後半以上はIT能力が著しく低いということだ。
もちろん高い人もいるが30代前半以下に比較すると非常に疎い人間が多い。
ITイノベーションが毎年のごとく発生している時代にインターネットが何かもわかっていない管理を務めているような会社は10年後には潰れているだろう。
くだらない精神論を叩き込む暇があるなら、ビットコインの勉強をした方がいい。
変化を恐れる
年を取れば取るほど変化を嫌いになる。
変化に対応することができず時代の流れと反比例し能力が減退していくからだ。
今まで通用して来たことが通用しなくなる。
自分の居場所を守るために必死なのだ。そんな奴があなたの身近にいないだろうか。
まとめ
これからは多種多様な働き方が必要になり、それを実現するためには必要なのはIT力だ。
そして、いつでも仕事をする体制を整えておくこと。
自分らしい働き方をすること。
会社で仕事をすることが自分らしいと思う人もいるかもしれない。私はその考えは否定しない。
なぜなら、それがその人だからだ。
だが、多くの人は会社で仕事をする必要性に疑問を持っているのではないだろうか。
私は、その当然の疑問を支持したいと思う。
以上、「その仕事会社でする必要ありますか?家に帰って仕事をすることを勇気を持とう!」でした。
・参考リンク