東芝の経営破綻から見えた大手企業に就職する意味とは

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今現在も世間を騒がしている東芝の経営破綻の問題ですが、今回のこの問題で大手企業に努めることの最大の利点である安泰や安全性といった点が大きな間違いであることがわかってきました。

日本中の誰もが、東芝が経営破綻を迎えることなど想像だにしていなかったでしょう。
東芝といえば国民的アニメである「サザエさん」の公式スポンサーであり、テレビやパソコンなどの家電や、半導体などの電子部品、原発など多種にわたる事業を展開している多国籍企業であり、日本を代表する大手企業の一角でした。

大手企業といえど安全ではない時代

東芝が経営破綻間際にいることで、大手企業が必ずしも安全であり、入社できれば将来安泰という時代ではないということがよくわかりました。
大手企業はその会社規模に比例して扱っている事業も大きく、事業が失敗したときの損害額も中小零細企業のそれとは0の数が3つ4つ違います。
東芝はもちろんほかの大手企業も確たる事業基盤が存在しており、安定的に収益を発生させる仕組みを確立しています。
っが、たった一度の失敗で今まで培ったきた会社の歴史そのものである各事業の収益基盤さえですらあっという間に壊れました。

東芝ですらこの状態ですから、他の中途半端な大手企業は明日明後日経営破綻する可能性をもっていそうですね。
以前、旭化成や三井住友建設がやらかしたマンションの耐震偽造の問題がありましたが、あの問題も旭化成と財閥企業傘下の三井住友建設だから、耐えることができましたが、東証一部に上場しているだけの普通の大手企業だったら一瞬で粉微塵にされ、さよなら状態だったでしょう。

大手企業に就職するのはキャリアアップを意識することが大事

個人的には大手企業への就職を目指す最大の理由は、安泰といったものではなく、キャリアアップを意識するといいと思います。
一つの企業で一生を過ごすというのも、選択肢のひとつとして何も間違ったことではないですが、ある程度経験を積んだら次の企業に転職していくのが一番いいんじゃないかと思います。
自分が会社に使われるのではなく、自分のために会社を利用していくというのが大事で、そういった意識がある人間は、東芝の突然の経営破綻があったとしてもあたふたせず、冷静な視点で会社をみることができ、次に進むことができると思うからです。

大手企業に就職する意味
・安定や安全性を求める:NG
・キャリアアップの手段と考える:OK

私は仕事柄東芝の社員とかかわったことがありますが、経営破綻を起こす前はイキイキとしてとても覇気のあるビジネスマンだったのに、問題が佳境にある時に会ったときは、まるで別人のようになっていました。
覇気はなくなっていましたし、この先どうしよう…とまで言っており、ちょっとがっかりしたのを覚えています。
本人は転職するタイミングを逃したと言っており、今転職活動をしても会社から逃げたと思われて他の企業へ転職はきっとうまくいかない…と言っていました。

東芝に一生尽くしていくと考えずに、キャリアアップするためのひとつの手段として東芝があると考えていれば、経営破綻問題に意気消沈することもなく、冷静に物事を見据えることができたのではないかと思います。

東芝にはなんとか経営再建してほしい

以前の栄華を再び…とまでは思いませんが、サザエさんのスポンサーを続けることを他所からブーブー言われないまでには復活してほしいと思っています。
東芝は原発を抱えているので、本当に最悪の事態にはなることはないと思いますが、やはり日本を代表する企業が落ちぶれていく様をみるのは非常に悲しいです。

余談ですが、東芝が抱えていたWHはアメリカの原発事業を抱えているために中国企業への買収を阻止しようと日米両政府が動きだしているみたいですね。

以上、「東芝の経営破綻から見えた大手企業に就職する意味とは」でした。

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