株式会社リクルートライフスタイルとカード事業を行っているリクルートペイメントが、クレジットカードやSuica、PASMOなどの電子マネーも使える決済サービスである「Airペイ」を2017年4月3日より「iD」「QUICPay」の申込受付を開始しました。
株式会社リクルートライフスタイル(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:淺野 健)とカード事業を行う株式会社リクルートペイメント(本社:東京都中央区、代表取締役社長:塩原 一慶)は、カードも電子マネーも使えるおトクな決済サービス『Airペイ』が、2017年4月3日(月)より「iD」「QUICPay」の申し込み受け付けを開始したことをお知らせいたします。なお、取り扱い開始は2017年夏ごろを予定しています。
Airペイとは
「Apple Pay」は知っているけど、「Airペイ」って何?という人もいるかと思いますので、簡単に「Airペイ」の概要について触れます。
※「Apple Pay」って何?という方は、下記の記事をどうぞ。
「Airペイ」とは、SuicaやPasmo等の交通系電子マネーとクレジットカードが、iPhoneとiPadの専用カードリーダー1台で決済することができる電子決済サービスです。
公式サイトを見ると、この仕組みの電子決済サービスはモバイル業界初の試みのようです。※業界初とは私も知りませんでした苦笑
「Airペイ」はもともとクレジットカード、SuicaやPASMOなどの電子マネーには対応していましたが、iDとQUICPayには対応していませんでした。今回のリリースは、「Apple Pay」利用者を「Airペイ」に取り込むが主な目的になります。「Apple Pay」に対応したことで、クレジットカードはもちろんのこと、主要電子マネーへの対応は完璧になりました。
Airペイの手数料、振込手数料について
業界業種は問わず、決済手数料は3.24%~3.74%のようです。個人的には、妥当な金額かなーっと思っています。
VISAやマスターカードなどのクレジットカードの決済手数料が3.24%で、対してiD、QUICPayの決済手数料が3.74%という数値を見る限りでは、クレジットカードでの決済の方がお得にみえますが、それはあくまでクレジットカード保有者だけを対象に考えた場合だと思うからです。
「Airペイ」は、クレジットカードだけでなく、SuicaやPASMOなど電子マネーにも対応していますので、クレジットカードを持っていない利用者も巻き込むことができると考えた場合、決済手数料3.74%は決して高い数値ではありません。
・VISAカード:3.24%
・Mastercard:3.24%
・Suica:3.74%
・PASMO:3.74%
・iD:3.74%
・QUICPay:3.74%
クレジットカード決済の手数料だけを考えて、「クレジットカードの方が手数料が安いからうちは「Airペイ」には対応しなくていいや!」と、お店側がクレジットカード保有者だけを電子決済の対象にしてしまうようでは、これから先の時代生き残っていけないと思います。
なぜなら、「Apple Pay」などの新しい電子決済などの登場により、電子マネーの普及率が上昇傾向にある現在では、クレジットカード決済と電子マネー決済に大きな隔たりはなく、どれだけ顧客がストレスなく買い物ができるかという視点の方が重要だからです。
まとめ
iDとQUICPayに対応したことで「Airペイ」で「Apple Pay」を利用することが可能になりました。※利用開始は2017年夏ごろです。
最近では、三井住友VISAカードを展開する三井住友カードや、JCBなどが「Apple Pay」に力を入れていることから、「Apple Pay」の利用率は今後、爆発的に伸びていくことが予想できます。
これだけ電子マネーが普及してくると、カードよりも現金!という日本の習慣も、変わっていくんでしょうね。
以上、「「Apple Pay」対応に向け「Airペイ」がiD、QUICPay利用可能に!電子マネー利用が加速!」でした。