手元資金が足りなくなり、クレジットカードの現金化を考えたことは多いのではないでしょうか。
クレジットカードはその気になれば、ショッピング枠の限度内で必要なだけ手元に資金をつくることが可能ではあります。可能ではありますが、実際に行動に移してはいけません。
今回の記事は、クレジットカードの現金化がその身に及ぼす危険性などを解説していきたいと思います。
クレジットカードの現金化は規約違反
クレジットカードの現金化は規約違反になります。これを許可しているカード会社は一社もありませんし、数ある規約の中でも最もカード会社に嫌われてしまう違反です。
カード会社の知るところになれば、まず間違いなくカードを没収されてしまう上に、その時点で利用金額全額の一括返済を求められることもあります。
クレジットカードのショッピング枠の「現金化」の誘いにご注意ください
クレジットカードには、商品やサービスを購入し、後払いにする「ショッピング」の機能と、お金を借り入れる「キャッシング」の機能があり、それぞれに利用できる金額が設定されています。
「クレジットカードショッピング枠の現金化」とは、本来、商品やサービスを後払いするために設定されている「ショッピング」の利用可能枠を換金する目的で利用することです。
クレジットカード会社はこれらの行為を認めていません。絶対行わないでください。最近、インターネットや新聞・雑誌等で「クレジットカードのショッピング枠を現金化します」などという広告が掲載されていることがあります。
これらは、一部の業者が当座の資金に困ったカード利用者に、ショッピング枠を現金化するように勧誘するものです。
「換金目的でカードを利用することは、「クレジットカード会員規約」に違反する行為で、カードの利用ができなくなったり、結局は自分の債務を増やすことになります。また、犯罪や思わぬトラブルに巻き込まれるケースもあります。
現金化は結局マイナスになる
クレジットカードを現金化を業者を介して行うと、間違いなくマイナスに落ちてしまいます。理由は単純で業者も商売でやっているので、手数料をとってくるからです。
※手数料15%の場合
・クレジットカード現金化分:5万円
・業者手数料:15%
・手元に残る資金:42500円
手数料15%を差っ引かれるので、実質7500円のマイナスになります。
「7500円くらいだったら…」と思ってしまう人もいるかもしれませんが、あなたはカード会社に5万円の借金を負ったことになりますので、来月にはこれを返済しなくてはなりません。
クレジットカードの現金化を考えているほど手元にお金がないのに、来月この金額を返済できるのでしょうか。
現金化業者は悪徳企業
クレジットカードの現金化を生業にするような連中が、まともな業者なわけがありません。
闇金ウシジマくんよろしくと言わんばかりのトラブルに巻き込まれる可能性もありますし、現金化の過程でカード情報を盗まれてしまっているかもしれません。
後のリスクを考えたらクレジットカードの現金化はまったく割に合わないのです。
どうしても現金が必要なら
前もって持っているクレジットカードにキャッシング枠をつけておくことも手段のひとつです。キャッシングに抵抗を持っている人も多いかと思いますが、現金化するよりもよっぽどいいです。
もしくは、古書のせどりなど大金とまではいかなくても少額なら今の時代手に入れることはそこまで難しくはありません。
まとめ
クレジットカードの現金化は絶対に行っていけません。軽い気持ちで現金化したつけはとてつもないブーメランになって返ってきますよ。
・カード会社の信用失墜
・割に合わない借金を負う
・高金利のため手数料が高額
・カード情報を盗まれてしまい、後に大トラブルに巻き込まれる可能性がある。
・現金化業者はまともな会社ではない。
これだけのリスクを負うことを考えれば、現金化がまともな手段ではないことがわかると思います。
クレジットカードの現金化は絶対に幸せになれません。この記事を読んで不幸になる人が減ってくれたらいいなっと思います。
以上、「クレジットカードの現金化は身を滅ぼす。まともな現金化業者にまともなやつはいません!」でした。
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