アメリカンエクスプレス社、通称「アメックス」が発行するアメックスゴールドカード。
バブル時代にその最盛を極め、アメックスのゴールドカードを持っている人は社会的な成功者の証明でした。
そんなアメックスが発行するゴールドカードのステータス性がなくなってきたと巷で話題ですが、本当にそうなのかを検証してみます。
アメックスゴールドカードの審査基準とは
30代~60代の男性に人気で、いまだにその人気が衰えないクレジットカードの代表格!それがアメックスゴールドカードです。
ただ、最盛を極めたバブル時代とは違い、現在ではアメックスゴールドカードの審査はとても緩くなっているのが現状のようです。
取得するのは容易で、それなりに安定収入のあるサラリーマンであれば問題なく発行されるでしょう。※もちろん信用情報に傷がないことが条件になりますが。
現在では、もっとも取得しやすいゴールドカードの仲間入りを果たしてしまいました。
なぜ、高ステータスの代表格だったアメックスゴールドカードがこんなにも容易に取得できるようになってしまったのか?
その理由は、単純でバブル時代にはなかったプラチナカードとブラックカードがでてきたからです。
アメックスゴールド失脚の原因は上位カードの登場にある
アメックスは現在、5種類のカードを発行しています。
・アメックスカード(ノーマルカード)
・アメックスゴールドカード
・アメックスプラチナカード
・アメリカンセンチュリオン(ブラックカード)
バブル時代は、アメックスはプラチナカード以上のクレジットカードを発行していませんでした。最高ステータスがゴールドカードだったんです。
それにプラスして「アメックス」というブランドが当時、最もニーズがあり大人気でした。私はバブル時代を経験したことがありませんが、バブル時代にグイグイやってた人に話を聞くと、アメックスで会計を済ませることがひとつのおしゃれでありステータスだったようです。
そんなバブル時代の代表格だったアメックスですが、バブル時代の終わりとともにプラチナカードのサービスを展開、のちにブラックカードをリリースします。
ゴールドカード以上の上位カードが2枚もリリースされてしまったがために、ゴールドカードの発行を渋る理由がなくなってしまいました。ゴールドカードはバンバン発行し、プラチナカード以上の発行を厳しくするようにしたんですね。これが、アメックスのゴールドカード失脚の原因になるかと思います。
どのくらい収入があったら発行してもらえるのか?
アメックスが具体的に発表しているわけではないので絶対ではありませんが、年収ベースで300万円ほどあれば審査には通るのではないかと思います。
もちろん上記に書いた通り、信用情報に傷がなく健全な場合に限ります。
年収300万円で信用情報に問題がなく、かつそれなりにクレジットヒストリーが充実な人であれば発行してもらえる可能性は充分にあるのではと。
ただ、さすがに無職の方ではきついと思います。審査が緩くなったアメックスゴールドカードといえどそこまで甘くはなってはいません。
しかし、ここで言っている無職とは無収入のことを指しています。別途資産として不動産をもっていたり、株式などの金融商品を持っている場合はその限りではありません。
ゴールドカードの審査が甘くなったといえ、アメックスは依然プロパーカードとしてステータス性の高いカードと言えます。
そんなアメックスが発行する最高ランクのクレジットカードであるアメリカンセンチュリオンについて、詳しく知りたい方は下記の記事を参考にしてみてください。