2016年に訪日外国人観光客が2000万人を超えました。ニュースにもなったので、ご存じの方も多いかと思います。
それに伴い、三井住友カードが、東急百貨店にて外貨建てのクレジットカード決済サービスを導入しました。
今までカード決済となれば円建てがあたりまえでしたが、外貨建てにも対応し、より外国人観光客が日本で
クレジットカードを使いやすくしたわけです。
外貨建てとは？
外貨建てとは、物品購入時の支払いを外貨で行うことです。この他にも金融商品の売買、利息の支払いも外貨建ての場合は、
外国の通貨で行います。
円建てとは？
円建てとは、物品購入時の支払いを円で行うことです。この他にも金融商品の売買、利息の支払いも円建ての場合は、
日本の通貨で行います。
我々日本人が、お店で何かを購入した時は円建てでの買い物になります。
海外発行のクレジットカードは、為替レートの影響を受けてしまう
今まで日本でクレジットカードを決済する=円建ての決済でした。
これはあたりまえですね。日本の通貨は「円」だからです。円で決済するに決まっています。
ところが、外国人観光客の場合はこれがあまりうれしくない時があります。為替レートの影響を受けてしまうからです。
通常、日本で海外発行のクレジットカードを利用する場合、利用時点では円で決済されます。
一旦は円建てで決済し、為替レートが確定した後に自国の通貨で換価された金額が請求されるという仕組みです。
つまり、円建てで決済したタイミングと為替レートが確定したタイミングで金額のズレが生じます。
早い話が理解していた購入金額通りに決済されないことがあるんです。
あまりイケてないですね。
今回のサービスの本質は？
三井カードがリリースしたサービスのメリットは、外国人観光客がクレジットカード利用時に為替レートの影響を受けることによる弊害を
是正できることになります。
今回のサービスは、承認購入時に為替レートを確定させて円建てでの決済か、自国通貨に換算された外貨建てでの決済かを実際に金額を示して、
お客様に選んでもらえることです。
為替変動のリスクを考えずにすむので、安心してお買い物ができます。
東急百貨店のどこで利用できるか？
東急百貨店：東横店の一部の店舗りようできるようです。
今後利用店舗が増えることに期待ですね。